川田亜子さん1周忌
今日、5月26日は亜子ちゃんの1周忌でした。早いもので亡くなってから1年が経ったんですね。世間では話題にのぼることは無くなってしまいましたが、献花に行かれた方もいたのではないでしょうか。僕も行くつもりでした。
しかし、亡くなった方への思い入れが強すぎると成仏できないというような話を聞いたことがありますし、あの倉庫前に亜子ちゃんはいてはいけない訳です。そんなことを思ったことに加えて、さらになんと今日、妻の妊娠が判明したのです(と言っても妊娠検査薬ですが)。
なんとも言えない偶然です。亡くなる人もいる一方で、生を受ける命もある。そんなことに思いを馳せていたらすっかり夜になってしまい、行ける時間はとうに過ぎてしまいました。彼女の死を忘れるつもりはありませんが、今後献花にあの場所に行くことは無いと思います。しかしその代わり今日、5月26日は生と死・命を考える日として毎年過ごすことに決めました。
僕が去年献花に行ったのは6月8日でした。この日は秋葉原で無差別殺傷事件が起きた日です。当日僕は、秋葉原が乗り換えだったので、「どうしようかな、秋葉原で降りてご飯を食べて、ちょっとぶらぶらしてから献花にいこうかな」とも思ったのですが、「降りて変に時間をつくってしまうと、亜子ちゃんの現場に行くのがなんとなくためらわれたりするかも知れないから止めよう、このまま献花にいこう」と考え直したのです。
もし降りていたら、巻き込まれていたかも知れません。そしてまた、亜子ちゃんの現場でもある事件が起きていました。去年献花に行った日のことを書いたブログで、今は書く気になれないと書いた事件がそれです。
あの日あの場所につくと、警察と消防の車が止まっており、30歳前後のお兄さんと、年配の警備員の方が、警察からいろいろ話を聞かれているようでした。周りにいる消防の方に献花してもよいかを尋ね、許可をもらって手を合わせました。もう結構日にちが経っていたこともあり、供え物がわずかで少し寂しかったのですが、それ以上に周りの警察の人が気になって、正直、心安らかに献花はできませんでした。
しばらく現場を遠くから見ていたのですが、お兄さんが警察から解放されたので話を聞いてみますと、こここを通りがかった時に、青年が血を流して倒れていたそうです。あの献花物が置かれている電信柱のすぐ脇にたしかにその跡があって、「もしや」とは思ったのですが・・・。どうやら丸運の建物を雨どいをつたってよじ登り、後追いしたようなのです。その彼がどうなったのかは分かりません。もし亡くなられていたのなら、ご冥福を祈るばかりです。
こういう何とも言えないシンクロニシティみたいなことが重なったので、亜子ちゃんの命日は、彼女のご冥福を祈るとともに、死と生・命について思いを巡らす日にすることにしたのです。